永遠の嘘

全く世代が違うが、
時々、吉田拓郎の『永遠の嘘をついてくれ』を聞く。
吉田拓郎の歌と中島みゆきの曲である本作は言うまでもなく、というより、自分のような素人が言うのも憚られるくらいの名曲だと思う。

そして、この曲を聞くたびに思う。
この上海の裏町で病んでいた男は、どうなったんだろうと。
文字通り、永遠の嘘をつき続けることができたのか。

僕がこの曲をずっと聞いていたとき、自分にとって一世一代ともなる勝負の時だった。ひよってた中で、いろいろなことを抱えて聞いていた。そして、まだ僕も旅の途中にいる。
だから、この歌があまりにずっしり来る。
この男はその矜持と、友の思いのため、永遠の嘘をつき続けられたんだろうか。
できればマジで思う、
最後の力で牙を剥いて、最後の力で嘘をついて、そして、永遠の嘘が嘘でなく、それを本当のことにできていて欲しい。
出会わなかった人などいないと、心の底から笑ってほしいと。

マジで思う。