ライザップと寿司屋の女将さん

近くにある年季の入ったお寿司屋さんにこの前からお昼を食べに行き始めた。
お寿司屋さんと言っても、地元に馴染んだお店で、とても安くお寿司とそばを食べることができる。
そこは、高齢の女性が二人で切り盛りしており、とても愛想がよく、常に笑顔をたたえている。
そして、この二人は昼時の韓国ドラマをすごく楽しそうに見ている。一つの韓国ドラマが終わると、すぐ別のドラマにチャンネルを変えて、ちらっとこっちを見るけど、僕は特に気にしてない風にご飯を食べる。
今日は、時間帯が違ってサスペンスをやはり嬉々とした表情で見ている。その一場面で、男前の少しとうのたった俳優さんが料理する場面があった。
それを見て、「最近の俳優さんは、料理も上手いもんねぇ」と話しをしてる。
でも、明らかに手元だけの映像だけで、他に料理を作ってる人がいるっぽかったけど、なんか喜ぶ二人を見てると、そういう解釈でも良いんだろうと温かい気持ちになる。
そして、cmに入り、それでも「この女優さんは昔から綺麗だったもんね」と二人の会話は弾む。
しかし、今人気のライザップのcmが流れると、ふっと無表情になり、
その無の表情のまま、cmをやりすごすと、
「もやし、あったやんな?もやしの準備しなあかんね。」
ともやしの準備を、始めた。
ライザップには、この二人の興をそぐような、もしくは、何かもやし的な物の準備を促すような作用があるのか、
以降、注視していこうと思う。