凄惨さを描くことを目的とする作品に思うこと①

僕は、残忍さや凄惨な出来事をテーマとして描く映画や小説、漫画といった作品の中で、それをひたすら描いて「ドヤッ」みたいなものが一番嫌いだ。
ブログなので、以下でそれについて勝手な私見を詳述していく。
その前に、2番目に嫌いなのがひたすら残忍な描写をしときながら最後にはその行為者には『実は』的な過去があって、フワッとハッピーエンドみたいなやつであることと、残忍描写が目的でないアクションものは許せる(凄い勝手な)、ことを前提にする。
2番目について、少し言及させてもらうと、かなり昔の自分がかなり子供だったときに見た金八先生の話しをする。
その作品は、一話目に生徒がいきなり教師をボッコボコにして病院送りにする。今でも思い出せるほどに、ボッコボコにするショッキングな映像だった。
それなのに、話しが展開するほどに、その生徒の『心の闇』が過去の可哀想な出来事とあわせて浮き彫りになり、なんやかんやでハッピーエンドになる。
子供なりに見てた僕は「なんでやねん!」って思ってた。
この『心の闇』の取り扱い方についてはずっと思うところがあるので、いつか書く。
にしても、先生を半殺しにしておいて、実は行為者の方にも事情があった、なんてことでふんわりハッピーエンドって。
一番気になったのは、当時問題になってた『キレる子供』ってテーマありきで、普通それでボッコボコにするか?って演出で、凄惨な映像を見せる安易さにすげぇ腹が立った。
メインテーマと通低するけど、常々思うのが、極度に凄惨な出来事を描くなら、ちゃんと覚悟決めろって思う。
というわけで、長くなってしまったので、メインは次で書きます。